《世界初》ビーガン・ファッション・ウィーク @ロサンゼルス

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みなさんは「ビーガンファッション」という言葉を聞いたことはありますか?

 

ビーガンは動物性食品を一切口にしない完全菜食主義として知られていますね。

ビーガンファッションとは、動物由来の素材(ファー、毛皮、シルク、貝殻など)を使わないファッションコンセプトのことです。現在、欧米を中心にデザイナーが活躍し、ファッションに新しい価値を提供しています。

 

また、地球に優しい素材の追求や着古したあとのリサイクルのことまで考えられたブランドが多く、サステイナブルな視点を持っているのも特徴です。

 

今回は、ロサンゼルスで開催されたビーガン・ファッション・ウィークに参加してきましたので、レポートします!

  

  

世界初 "VEGAN×FASHION"

2019年10月14〜15日の2日間、アメリカ西海岸のロサンゼルスにて開催されたビーガン・ファッション・ウィーク(Vegan Fashion Week、以下VFW)。

 

www.youtube.com

    

VFWは、アメリカ在住フランス人のエマニュエル・リエンダ(Emmanuelle Rienda)さんによって創立された、世界初のビーガンファッションに特化した新作発表会です。

 

レザーなどの動物由来の素材を使わないビーガニズム、クルーエルティーフリー(Cruelty-free)、サステイナブルといったコンセプトを掲げるファッションブランドが集まり、コレクションの展示会とランウェイショーを通じて、訪れたバイヤーや一般の人へのビーガンファッションの認知を広めることを目的としています。

  

VFWオフィシャルサイト

www.veganfashionweek.org

  

ブースには熱心なお客さんが

デザイナーが商品を展示しているブースには、ファッション業界のバイヤーやスタイリストのほか、ビーガンやサステイナブルというコンセプトに共感した一般のお客さんも沢山訪れました。

 

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100%植物染め&自然に還る素材で作られたブラウスを試着するお客さん

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植物性オイルパフューム。森の中にいるようなリラックスした香りが人気。

 

私がお手伝いしたブースには、わざわざアメリカの他の州からVFWのためにやってきた17歳の男の子や、日本からロサンゼルスにファッション留学している学生さんなど熱心な方も来てくれていました。

 

訪れたお客さんが尋ねてくるのは、

・デザイナーのこだわり

・素材や生地

・染色方法

・ケミカルか植物由来か

・どのような工程で商品化されたのか

など私が普段、服を買う時に考えたこともないことばかり・・・。

 

ビーガニズムやサステナビリティに高くアンテナを張っている人にとって、洋服の価値は、デザインや値段だけに留まらないことを知りました。

デザインがどんなに気に入っても、それがもし動物や環境や人権を著しく傷つけて出来上がったものであれば途端に無価値のものになるのでしょうね。

  

パネルディスカッション

会場の一角では、様々なデザイナーやインフルエンサー、アクティビストによるパネルディスカッションが行われていました。参加者からも沢山の質問が飛び交う活気ある議論がなされていました。

 

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パネリスト Aditi Mayerさん/ Sustainable Fashion Blogger at ADIMAY.COM

  

持続可能な社会作り、環境問題、気候変動、資源の無駄遣い、飢餓促進、健康被害などの地球規模の問題と密接に関わり合っているビーガニズムについて、それぞれのパネリストが自分の信念や実践していることを観衆に語りかけていました。

 

「ビーガン =動物かわいそうだから食べるのやめよう!」という単純な動物愛護の話だと思っていた無知な私は、ビーガンの存在意義、つまりビーガニズムの実践で救えるものの多さを初めて知り、驚愕しました。 

 

ランウェイショー

そして初日の夜は、メインイベントとして参加ブランドの新作コレクションお披露目のランウェイショーが行われました!

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一番手を飾ったニューヨーク発ビーガンブランド【ENDA】

一番驚いたユニークなデザインの服は、使わなくなったマットレス(寝る時に敷くあのマットレス!)を再利用して男性用のノースリーブジャケットに変身させていたものでした!(あ〜写真撮るの忘れた・・・。)

 

ファッションにはめっぽう疎い私ですが、各コレクションを見た感想としては、デザイナーの信念と情熱が込められた力強いデザインが多かったように思いました。

 

参加したきっかけ 

実は、私の姉はファッションデザイナーとしてニューヨークを拠点に活動しています。長年有名ブランドでデザイナー経験を積んだ後に独立し、2015年にビーガンファッションブランド「ENDA」を設立。

今回、日本の繊研新聞にも取材を受け記事にもなりました。

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繊研新聞 2019年10月30日

 

姉から「来てみれば?」という誘いをもらった私は、「ロサンゼルス観光も兼ねて行っちゃうか!」みたいな気軽な気持ちでやってきました。

商品の搬入やブース作り、イベント当日はお客さん対応などお手伝いしながら会場で丸々2日間過ごさせてもらいました。

 

余談ですが、アメリカはビーガン人口世界一の国で、ロサンゼルスはアメリカで2番目にビーガンが多い都市ということで(1番目はオレゴン州のポートランドらしい)、平日にも拘らず本当にたくさんのビーガンの方が来ていましたよ。

 

ビーガンファッションってどんな?と気になる方はこちら↓

enda.us

 

ショッキングな畜産の真実

怪しい団体「TRUTH」

少し手が空き、会場を一周しようと何気なく散歩に出かけました。

色んなブースが出ていて、本革に見えるビーガンレザーを使った靴や、捨てられた服や生活用品を再利用したユニークな洋服など、ビーガン・サステイナブルというテーマのもと様々な商品が並んでいました。

 

眺めながら歩みを進めていると、仮面をつけた人達がテレビ画面のようなものを抱えて立っている、不思議な団体のブースに差し掛かりました。

団体名は、「TRUTH」(真実)

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これ違うイベントのですが、こんな感じで立ってました。

 

「何を映してんだろう?」と思いながら団体の横を通りすぎようとしたところ、とても素通りできないような映像が目に入りました。

 

狭いコンクリート塀の中に何十匹のワニが囲われている。 

「ん?」と思った次の瞬間、そのワニの頭から激しく出血し始めました。人間が鋭利な武器で、囲われたワニを殴っていました。

 

一瞬で胸が締めつけられ、激しい嫌悪を覚えました。

 

おそらくワニ革の生産現場の映像でしょう。ワニを殺すところだったのか、もしかして生きたまま皮を剥ぐ所だったのかは分かりませんが、それ以上はとても見てられませんでした。

 

知ってるようで知らなかった

自分でも驚いたことに、私は映像の衝撃に泣きそうになっていました。畜産の現場の凄惨さは頭のどこかで知識としては知っていたものの、実際に映像として見たのはこれが初めてでした。

TRUTHのお兄さんが動物の憂き目について教えてくれ(詳細はまた今度まとめます)、無知だった私はここでもぐうの根も出ないほどビーガンの必要性に納得してしまいました。

  

菜食生活を始めるきっかけに

そして2日間のイベントが終了。

沢山のお客さんや業界の方、新聞社や雑誌社の取材の方も来てくださり、ビーガンファッションの取組みが世の中に認知され、関心を呼んでいることを実感しました。

 

そして私は個人的に、ここで学んだことに影響を受け菜食生活を始めることにしました。決心したというよりも、もはや食べられないという心情になっていました。菜食実践記はおいおい更新していきますね。

 

ご興味がある方は、ぜひ次回のビーガン・ファッション・ウィーク2020参加してみてくださいね!

最後まで読んでくださりありがとうございました〜♪