本日発売!KFCビーガンチキン in カナダ/ファストフードに広がるビーガン

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今日27日、みんな大好きケンタッキーがカナダでビーガンチキンを販売!今日はマクドナルドやバーガーキングに次いでビーガンマーケット参入を目指すケンタッキーについてご紹介します。(写真見たらお腹空いてきた…🙀)

 

美味しさに境界はない!

カナダのオンタリオ州で今日発売されたビーガンチキン(植物性原料で作られたチキン)はレギュラーとスパイシーの二種類の味が楽しめる仕様。一日限定の試験販売ですが、この結果次第で来年2020年からビーガンチキンを全国展開するかが決定されます。

 

ちなみに昨年の夏には、A&W社(米国のファストフードチェーン企業)がビーガンバーガーをカナダ925か所で販売し、72時間でなんと90,000個の売上を達成!KFCの全国展開は十分可能なのではないかと思えますね。

 

KFCカナダのマーケティング責任者はビーガンチキン開発について、

「カーネルが生み出した "指を舐めちゃう美味しさ(finger lickin’ good taste)"には境界があるべきではない。だから私達は肉不使用の食品を求めているカナダ人のために何度も食べたくなるようなビーガンオプションを開発したのです。」と語っています。 

ライトライフ社との共同開発

ビーガンチキンの開発は、アメリカのライトライフ社(Lightlife)と共に進められました。ライトライフ社は1979年にアメリカで創業され、ベジタリアンおよびビーガンのための肉代替品の生産において40年以上の歴史を誇ります。世界で最も人気のあるチキンチェーンKFCとの共同開発について、同社のオーナー、ダン・カーティ氏(Dan Curtin)は以下のような声明を発表しました。

 

「KFCとのパートナーシップはライトライフ社にとっての転機です。KFCと共同してびっくりするほど美味しい植物性チキンを、カナダの人達に提供できることを誇りに思います。」

 

「KFCのような先駆的企業と協業することによって、外出時にビーガンメニューを探し求めるたくさんの消費者に幅広い植物由来食品を提供することができます。」 

KFCのビーガン参入

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ビーガン"インポスターバーガー" 出典:VegNews

世界展開するKFCは、変わりゆく消費者ニーズに遅れを取らないようビーガン肉の導入を進めています。

 

イギリスのKFCでは、今年初旬に植物由来肉製ハンバーガー "インポスターバーガー(Imposter Burger)" を発売。材料は卵不使用マヨネーズ、レタス、KFC特製ブレンドのハーブとスパイスで衣付けされたクォーンチキンフィレ(クォーンはイギリス発の肉代替製品)。わずか四日間で売り切れ、新商品売上げ平均の500%を超える売上げを記録しました。

 

また今年8月には、ビヨンド・ミート社(カリフォルニア発の植物肉メーカー )と共同開発したビーガンフライドチキンの試験販売を米国アトランタにて実施。ナゲットや骨無しウィングチキンの新商品を求めてお客さんが殺到し長蛇の列をなしました。

 

ビヨンド・ミート社創業者のイーサン・ブラウン氏(Ethan Brown)は声明にて以下のように発信しています。

「KFCはアメリカ文化の象徴を成す一部であり、多くの人々と同様に私自身も小さな頃から慣れ親しんできたブランドです。KFCの美味しさが詰め込まれたビヨンド・フライドチキンを市場に出せるということは、すなわち我々両社が今もこれからも消費者と共に歩んで行くことを示しています。」

植物肉と環境保護

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出典:Beyond Meat

ところで、なぜこれほどまでに植物肉の人気が高まっているのでしょうか?動物性食品を食べないビーガニズムには様々な理由がありますが、その中の一つとして地球を守るインパクトの大きさが挙げられます。

 

では、植物性の肉を選択することでどれだけ貢献できるのでしょうか?

ビヨンド・ミート社のホームページに分かりやすく提示してありました。以下は、ミシガン大学が実施したライフサイクルアセスメント*による結果です。

*ライフサイクルアセスメント(LCA):商品やサービスの原料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのサイクル全体を通しての環境負荷を定量的に算定する手法のこと。

 

ビヨンドミートの環境インパクト

・水使用量 99%削減!

・土地利用面積 93%削減!

・温室効果ガス排出量 90%削減!

・電気使用量 46%削減!

 

と、とんでもないインパクトですね! 企業努力によりほぼお肉のような味わいが楽しめながら、環境配慮ができるということです。

 

「え!お肉を食べることが環境問題?」そう思われる方もいるかもしれません。今や地球上に15億頭も存在する家畜牛の生産を中心に、畜産は様々な環境問題を深刻化させています。オランダが今食肉に税金をかけようとしているのもこの環境破壊を食い止めるためです。 

  

ビーガンというと「動物愛護」が一番にイメージされるかもしれませんが、例えばイギリスではビーガンを選択する一番の理由が「環境を守るため」ということが分かっています。

地球やばい→畜産業による汚染がめっちゃやばい→じゃあ肉食べるのやめようという何とも明快な判断です。

 

ビーガンは声なき動物に代わって畜産の悲劇を伝えようとするあまり、しばしば感情的で過激視されることも残念ながらあります。しかし実際は、事実を直視し必要な行動を選択する、極めて理性的で合理的な人々だと私は感じています。

日本にビーガン肉は来る?

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ビヨンド・ミート社の売上推移
 

世界最大のリサーチ会社ニールセンの調査によれば、植物肉のアメリカの年間売上高は2016年から2019年の3年間で42%上昇、8億8,800万ドルに昇っています。また植物肉の世界市場規模は2020年までに52億ドルに達すると予想されています。

 

世界市場が伸びていく中、KFCに先んじてマクドナルドやバーガーキングなども欧米でビーガンメニューを提供していますが、まだ日本に上陸する気配はないですね。まだまだ日本はマーケットとして成熟していないと見られているのでしょうか。

 

また、KFCのビーガンバーガーにも使用されたビヨンド・ミート社の植物肉は三井物産が協力して日本上陸の計画があったのですが頓挫してしまったようです。残念ながら、当面はビヨンド・バーガーを日本で食べられるメドは立ってないみたいです。

ぜひ欧米に旅行される際は試してみてくださいね!

 

スペインで食べてみました!↓

www.spainnikki.com

  

いかがでしたか?

先日アメリカでインポッシブルフーズ社のビーガンバーガーを食べたのですが、完全なるお肉でした!ビーガンチーズと合わせてチーズバーガーとして美味しくいただきました。

 

一緒にいたベジタリアンではない友人に黙って渡したところ、最後まで気づかず「美味い!」と言ってました。後でネタばらしして驚愕。いつも「ビーガン食なんて!」と言っている人なので一矢報いることができました(笑)

 

早くケンタッキーのビーガンチキンが日本とスペインにもやって来ますように〜!

お読みいただきありがとうございました!

 

 参照記事

Vegan KFC Burger Officially Sold Out in Four Days | VegNews

KFC will test Beyond Meat plant-based chicken

KFC's New Vegan Chicken Just Sold Out In Six Hours | LIVEKINDLY