NYCはイエローキャブもビーガン?しかもUberより安い?

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今日見つけたニュースの記事

『NEW YORK CITY’S TAXIS ARE GOING VEGAN

 

「へ?タクシーがビーガン?」

見出しを見てポカン。

ほぼビーガンの暮らしで日々海外の記事を読み漁ってますが、耳馴染みがなく目を引きました。今日はそんなアメリカの大都市ニューヨークのイエローキャブの新動向をお届けします!

 

 

ビーガンタクシーとは?

私を困惑させたこのビーガンタクシーとは、

ずばり、

革などの動物由来の素材を全く使っていないタクシーのこと、でした。

今年、アメリカの自動車メーカーのテスラ社がセダンタイプの電気自動車「モデル3」から一切の革素材を排除することを決定

同車が「ビーガン自動車」として生まれ変わりタクシー車両として承認され、ビーガンタクシーがニューヨークに誕生したのです。

 

 

このビーガン自動車の提供は、動物愛護のアクティビストらが長年要求してきたもので、テスラ社がその声に真摯に向き合った結果実現したものでした。

 

革使用の排除は、革産業に内在する残酷さから牛を救うだけでなく、牛の飼育のために必要な大量の餌や土地、水、化石燃料、メタンガスの発生などの環境問題の改善にも寄与することになります。テスラ社が持続可能な自動車生産の一歩を踏み出したと言えます。

 

また、電気自動車の購入者、特にテスラ車の所有者は高い環境意識を持つ傾向にあるため、テスラ社のビーガンモデルの発売は、意識の高い顧客層を引きつける新たな戦略でもあります。

 

現在約40台のテスラ車にタクシー承認が下り、今後承認された車両はニューヨークのタクシーを象徴する鮮やかな黄色の塗装加工と乗客席と運転席を仕切る透明のパーテーションを受取り、イエローキャブへと変身していきます。

 

テスラ社のロボタクシー事業 

現時点ではEVのビーガンタクシーはニューヨークでも少数派ですが、状況は一変すると見られています。現在テスラ社はEVによるロボタクシー(自動運転による無人タクシー)事業を推進しており、来年までに100万台のロボタクシーをアメリカ国内に導入する計画を進めています。

 

このロボタクシー事業によって、リース契約しているテスラ車のオーナーは運転しない時間帯にロボタクシーの配車ネットワークに車を提供して収入を得ることが可能になります。

 

今年4月、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は声明で以下のことを明言しました。

・2020年には100万台以上のロボタクシーを導入

・ロボタクシーに1マイルあたりかかる費用は約0.18ドル

・乗車賃はUberよりも安くなる

・テスラ車オーナーは年間3万ドル前後を稼ぐことが可能

 

 

 テスラ社製のビーガンでEVでしかも自動運転の盛り沢山なタクシーが、アメリカ中を走り回る日もそう遠くないかもしれません!

 

環境意識の高いイギリスでは?

首都ロンドンではテスラ社のロボタクシーと異なり自動運転ではないですが、既に伝統的なブラックタクシーは再生可能エネルギーのみで稼働しています。

 

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ロンドンのタクシー運転手であるダニエル・ベッドフォードさんは、電動自動車の滑らかな走り心地と音が静かな点、そして環境に優しいところを愛して止まないと言います。「大気汚染のひどいロンドンでは、車の排気ガスを減らすことが本当に重要なんだ。」と語ります。

 

ビーガンって食べ物の話じゃないの?

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ビーガンタクシーとか言ってるけど、そもそもビーガンって菜食主義=食の話じゃないの?と疑問に思われている方もいるかもしれません。これまで私が紹介してきたビーガン記事も、必ずしも食事にまつわるニュースではないものが沢山ありました。

ここで少しだけ、「ビーガンって結局なんなの?」という話を添えておきたいと思います。

 

ビーガンの根幹にある価値観

ビーガンは日本語で完全菜食主義と訳され、肉魚・乳製品・卵・はちみつなどあらゆる動物性食品を食べない人を指しますね。日本では「ベジタリアンよりもっと厳格な菜食主義」くらいに認識されることが多いのではないかと思います。

 

しかし実際は今回のビーガンタクシーのように、食べ物だけでなくあらゆる消費行動において動物の犠牲がないことを意味しています。この考え方が食に表出されれば完全菜食になり、衣類に表出されればファーを着ない、とそういう訳なのです。

 

ファッション

衣類というと、動物の毛皮・革・ウール・絹などを一切使わないビーガンファッションが近年注目されています。現在欧米を中心にデザイナーが誕生し、米国ロサンゼルスでは今年世界で初めてビーガンファッションに特化したランウェイショーも行われました。

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化粧品・日用生活品

欧米で化粧品や日用品を買うと「Vegan認証マーク」や「Cruelty Freeマーク」が付いていることがあり、製造の過程に動物実験などが行われていないことが証明されています。食器用洗剤など身近な物にもこの記載がなされています。

 

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教育

また、最近ではフロリダ州の高校の解剖の授業で、本物のカエルを使う代わりにリアルな標本を導入したことがニュースになりました。

 

娯楽・レジャー

また、サーカスや動物園など娯楽のために利用されたり、母犬に繁殖を強いる悪質なブリーダーなどもれっきとした動物搾取で、意識の高いビーガンの人はこのような娯楽は行いません。先日、民泊プラットフォームのAirbnbが動物アクティビティの提供を禁止したり、パリがサーカスの動物使用を禁止したことも記憶に新しいニュースです。

 

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つまりビーガンとは、暮らしの中でいかなる形においても動物からの搾取をやめようというライフスタイル(=生き方)を意味しています。

 

だから食事だけでなく、ファッションやコスメ、日用品、そして今回登場した車など、あらゆるテーマでビーガンは登場するのです。

それにしてもビーガンタクシーという言葉は斬新で驚きましたが😁

 

救うのは動物だけじゃない 

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動物から搾取しない人は、当然人間からも搾取しません。例えば、貧しい国の人々を不当に安く、ときに危険な環境で働かせて先進国で安価に販売しているような商品は買いません。

 

とあるアパレル業界のドキュメンタリーでは「自分達の血で汚れた洋服を先進国の人に着て欲しくない。」と涙ながらに訴える女性労働者の言葉もありました。

 

また、環境破壊の原因である畜産物を消費しないので、ビーガンは必然的にエコで地球にも優しい人になれます。ビーガンとエコの話が密接に関わることが多いのもこの為です。

 

いかがでしたか?

アメリカではビーガニズムが自動車業界にも!ということで驚きのニュースでした。アメリカはUberの台頭でイエローキャブ離れが進んでいるようですが、たまには乗ってほしいな〜と思いました😸

 

「そういうことか!」とビーガンのことが少しでも伝われば嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました!

 

参照記事

Tesla's Vegan Model 3 Approved For Use as New York Taxi Fleet - vegconomist - the vegan business magazine

New York City's Taxis Are Going Vegan | LIVEKINDLY