ビーガンボディービルダー「肉を食べなきゃ強くなれない」はもう古い?

    \ 記事をシェアする /

f:id:bolienda:20191213195213p:plain

世間では筋肉を付けるには「肉・肉・卵・肉!」みたいな感じでしょうか。今日は素敵な肉体を持つビーガンボディービルダーをご紹介したいと思います。「筋肉に肉食が必要」という常識を打ち破り、彼自身がプロアスリートとして見事な肉体美を体現しています。

 

一晩でビーガンになったビースト

別名『ビーガンビースト』とも呼ばれるビーガンボディービルダーのAbhishek Thevarさん(以下、テバールさん)。パーソナルトレーナー兼ダンスインストラクターでもあり、インドのバンガロールを拠点に活動しています。彼は筋肉をつけるために肉を食べる必要がないことを人々に啓蒙することを自分のミッションとしています。

 

 

子供の頃からベジタリアンで、長いこと自重トレーニングを好んでやってきました。

ビーガンでトレーニングのエキスパートであるフランク・メドラーノ氏の手法を2014年から取り入れ始め、そのとき彼に習って乳製品をやめました。

 

その後、ビーガニズムについて調べていくうちに国際的な動物愛護機関PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)が提供しているビデオに偶然行き着いたのです。

 

「残酷な乳製品業界の実態を見て、すぐその晩にビーガンになった。

「それからフィットネス、ボディービルディング、僕のキャリアの全てがビーガンに変わったんだ。」と一晩でビーガンになったことを明かしました。

菜食で筋肉が早く大きくなる

たんぱく質を摂取するという点で菜食生活が問題になったことは一度もないし「実際はむしろ、筋肉が付くのが早くなっている」とテバールさんは語ります。

 

トレーニングを始めた2014年時点の体重は55キロ、そこからたった一年で73キロまで成長し州レベルのボディービルダーの大会にも出場。現在の体重は80キロでいくつかの国内選手権に出場し、国際デビューの準備もしています。

 

植物ベースの食生活によって身体回復力も早くなったと言います。

テバールさんは今年の6月、脛骨と腓骨を骨折、神経を損傷するほどの大きな交通事故に遭いました。医者や仲間は回復力を上げるために鶏肉やラム肉、卵を食べるよう勧めましたが、テバールさんはホールフード(加工や精製が少なく素材まるごとを食べる)の植物ベースの食事法を続けました。

 

そしてわずか3か月後には、100キロのスクワットと100キロのデッドリフト、100キロのベンチプレスを上げるまでに回復したのです。

 

身体に負荷をかけるという性質上、プロのアスリートは人より多く体内組織を摩耗しますが、植物ベースの食事を取り入れている多くのアスリートから回復時間が早くなったという報告が寄せられています。

 

 

ビーガンビルダーは何を食べる?

テバールさんは一年365日、大会に向けた準備中か否かに拘らず同じ物を食べています。「実際に自分が菜食で体を作って体現しているので、私のクライアントはとてもやる気を出してくれる」と言います。

 

彼は一体何を食べているのか?

テバールさんは、炭水化物、たんぱく質、脂肪などの主要栄養素とビタミンとミネラルなどの微量栄養素をバランスよく食事に取り入れ、一回の食事量を減らして2〜3時間ごとに食べます。

果物、野菜、豆、ナッツ、種子を毎日食べ、 1日に2種類のタンパク質を混ぜて摂取、どんな日も一つたりとも欠かすことはないと語ります。

 

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

Bcz we need nutrition all the time😁 Vegan Evening breakfast ! Sliced carrots, brocolli, mushroom , spinach leaves 💪 #veganbeast #veganbreakfast #fitness #recipes #restday

VEGAN BEAST(@abhishekthevar)がシェアした投稿 -

たんぱく質はどうする?

知らない人が多いのですが、すべてのたんぱく質はこの地球上で植物によってのみ作られます。植物だけが空気中の窒素を分子に分解してアミノ酸に変えたんぱく質を作る能力を持っています。肉に含まれるたんぱく質も結局は植物由来なので、たんぱく質を摂取するのに肉を経由する必要はどこにもないのです。

 

これは、動物性食品を摂取しないトップアスリートにフォーカスした、ジェームズ・キャメロンの新作ドキュメンタリー『ゲームチェンジャーズ(スポーツ栄養学の真実)』(Netflix)でも扱われているテーマです。

 


ドキュメンタリーの中で元ボディービルダーのアーノルド・シュワルツェネッガーが、我々がいかにしてマーケティングによって「筋肉を付けるには肉が必要だ」と思い込んでいるかを語っています。

 

テバールさんも全ては完全にまやかしだと賛同。

「スポーツをする人に大量のたんぱく質が必要だというのは根拠のない作り話だ。消費させるための巧みなマーケティング戦略(Marketing gimmick)に過ぎない。」

 

テバールさんはボディービルダーとしてたんぱく質の摂取量を注意深く観察していますが「今まで一度も問題がない」と話します。

アスリートに必要なたんぱく質量は体重1キロあたり1.2〜1.8グラムだが、これはビーガンの食事で十分摂取できるものなのです。

 

テバールさんによれば、たんぱく質ばかりに過剰に着目するのも知識不足によるものだと言います。

「ボディービルダーだって他の人と同じように慈悲深い。しかし、世間にまかり通っているボディービルディングには肉と卵が必要だという思い込みで肉を食べているだけなのだ。」

 

テバールさんのボディービルダー仲間にもベジタリアンやビーガンになることを考えている人が沢山います。植物ベースの食事法のメリットを語ることができるフィットネスエキスパートがもっと必要だとテバールさんは感じています。 

夢見る体格を実現する菜食

 

アスリートは筋肉が大きくなったという結果だけに着目するだけでは不十分で、自分の健康状態を確認するのも大事だとテバールさんは語ります。

「3〜6か月ごとに血液検査を行い、ビタミンD3、B12、鉄分などが不足していないか確認してください。」

 

健康管理を怠ることは、初心者でもプロでもアスリートが犯す最大の間違い。それが筋肉の発達が進まず結果が見えない理由です。菜食こそが、あなたが夢見る体格を実現するために必要な食事法だとアドバイスを送ります。

いかがでしたか?

海外のドキュメンタリーを見ると、肉食から菜食に切り替えて体調やパフォーマンスが向上したと語るアスリートの方を沢山見ることができます。自分の体に本当に必要なものを教えてくれ、新しい世界を見ることができます。

ぜひテバールさんのインスタも覗いてみてくださいね。

お読み頂きありがとうございました!

 

参照記事

Vegan Bodybuilder Abhishek Thevar: Meat Is a Marketing Gimmick | LIVEKINDLY